夫婦って・・・ いったいなんなんやろうねぇ
付き合ってた頃と違うて 長いこと一緒におると
ええとこやのうて 悪いとこばっかし見えてくる
この間 仲間がええこと言うてた
「恋人のときは 相手になんかしてあげようとばっかり思う
それが 夫婦になったら
相手になんかしてもらうことばっかし思う」って。
ああ〜、ほんまやなぁって思った
馴れ合えば いつの間にか 自分の方が楽しようと思ってしまう
なんでなんやろうねぇ
なんで時間が経つと忘れてしまうんやろう
「思いやること」
一番大事なことやのに・・・
愛し合って「このひとだけ」 そう思って結婚したはずやのに
いつの間にか その人に安らぎを感じんなって
ほかに 安らぎを求めてしまう
今あるもんが気に入らんで どうしようもないんやったら
ぶち壊して 1から作り直せばいいのに
でも
それも ほんまは失いたくのうて
それをぶち壊してやり直す勇気もない
ひとり、取り残されそうな不安感に襲われるから。
ずるいな
体裁繕って 上辺だけうまいこといかそうとする
@@のために・・・って そんなん言い訳やん
何が正しいて 何が間違ってるかなんか 永遠にわからへん
どっちに転んでも死ぬまで問い続けるやろう
人間の欲望なんて 底なしや
次から次へと キリがない
隣の芝生は青い
閉ざされた愛
次項に描かれる物語は ないはずなのに
頑なに 想い馳せて
儚く 海のもずくとなって消え堕ちる
愛・・・いろんな形がある
大手を振って 街の中を闊歩する愛もあれば
裏通りを ひっそりと歩く愛もある
私は あなたが 言ってくれた
「愛しているのはおまえだ!」と
「ひとりで生きるんじゃない!俺と一緒に生きるんだ!」と
その言葉だけで充分です
人の理に外れた愛かもしれない
だから あなたのその想いだけで 私は 倖せです
なんでかな
いつも 倖せが反比例していく
いつも 精一杯愛して 精一杯尽くしてきた
なのに・・・なんで私は倖せになれないんだろう
好きな人の子供を産むこともできなかった
大それたことなんて 願ったことないのに
「愛してる」
「逢いたい」
そんな言葉さえも聞いてもらえない 恋
わかってるよ
ちゃんと わかってる
あなたにとって大事なのが私じゃないってことくらい
最初からわかってる
だから
なにを聞いても驚かないよ
約束したじゃん
私はいつも笑ってるって
約束したじゃん
だから もう何も言わないで
あなたの声を 少しでも長く 聞いていたくって
あなたと どんなつまらないことでも なにか話がしていたくって
生活のリズムを あなたに合わせて変えた
あなたに 逢いたくて
顔の見えないあなたにさえ 逢いたくて
寝る時間も 惜しんだ
間接的でも あなたに触れることが
私の元気の源だった
あなたに 逢いたくて
あなたに逢うために その日のためだけに
毎日 頑張った
毎日 頑張れた
束の間でも その時だけは
私が ただの私に戻れて 私だけのあなたが
そこに いたから
あの時
あなたが言った言葉に
首をたてに振っていたら
こんな日は こなかったのかなぁ
「5年前に出逢っていたかった」 なんて
そんな言葉も 聞かずにおれたのかなぁ
首を横に振ったことも
あなたが 下した決断も間違ってはいない
むしろ 正しい選択なんだと 思う
ただ
私にとって あなたは 私が生きる為のすべてだったから
だから
あなたを失うことを 目の前に突き出された瞬間
わたしは 途方にくれて
なんにもできなくなってしまった
食べることも 寝ることも 身支度さえも
なんにも できなくなってしまった
これから どうして生きていけばいいのか
わからなくなってしまった
なにを支えに 生きていけばいいのか
わからなくなってしまった
こんな日がいつかくることは
最初からわかってたはずなのに
現実は 私が考えてたより
うんと うんと
私の中のあなたの存在が 大きくなりすぎてた
それが 私の誤算
ホントにね
ずっと前からわかってた
習慣は嘘をつかないから
あなたが
間違えた時から
気付いてた
だけど
認めたくは なかった
知らん顔を していたかった
あなたが放つ言葉に偽りはないと 思ってる
そう 信じてる
あなたは あなたで
私と出逢って 気付いたのね
愛されたかったら 自分も愛さなくっちゃ
大事にしてほしかったら 自分も大事にしなきゃ
見返りを期待してそうするんじゃなくって
相手を愛することは 自分を愛することと同じだから
大切なのは
相手の立場に立って 考え 思いやる気持ち
もう 忘れちゃダメだよ
あなたは 私にいろんなことを 教えてくれた
人を好きになって
ドキドキしたり わくわくしたり
私が とっくの昔に忘れてしまったいろんな想いを
呼び起こしてくれた
私は 自分の感情なんて
決して 表には出さない人だったけど
あなたは 私の中の いろんな感情を
表に出させてくれた
忘れてはいけない 大切な想いがあることを
思い出させてくれた
ありがとう
あなたに逢うときのために買ったロングコート
一度も袖を通さないまま
タンスの肥しになっちゃった
さくらが咲き出したね
きれいだね
あなたを好きな私の気持ちは変わらないけど
そろそろ
歩き出さなきゃね
これからは 独りで生きていく
私は 大丈夫
あなたに出逢う前の私に戻るだけだから
私は 大丈夫
もう 誰も愛さないから
もう 恋なんて しないから